介護放棄とは?放棄したい場合手続きは必要?|階段昇降機(車椅子用・いす式)の設置販売なら神奈川のシティーリフトかわさき

受付時間 9:00~17:00044-750-0716

お役立ちブログBLOG

お役立ちブログ

介護放棄とは?放棄したい場合手続きは必要?

最近耳にすることが多くなってきたのが「介護放棄」という言葉です。
介護放棄をして、高齢者が亡くなったニュースを聞いた人も多いことでしょう。
今回はこの介護放棄について、いろいろとお話ししたいと思います。

介護放棄とは?放棄したい場合手続きは必要?

介護放棄とは?

介護放棄とは、文字通り「介護することを放棄する」ことです。
ネグレクトという言葉としても知られています。
実はネグレクトは育児放棄という意味で使われていたのですが、最近では介護にも当てはまるようです。

介護が必要な人に対して、それを行わないことを介護放棄といいます。
例えば、食事を与えない、おむつを替えないなど、介護が必要な人の生活に対して、すべての行為をやめる、つまり放棄してしまうことなのです。

家族などの「保護をしなければならない責任」のある人が、それを行わないと、法律(民法)に違反するとして、罪に問われることもあります。
介護放棄による高齢者の死亡事故が、ここ数年で件数が増加し、社会問題になっているのです。

 

なぜ介護放棄は起きる?

では、なぜ介護放棄ということが起こるのでしょうか。
その理由の一つとして、介護を必要とする家族の状態が悪化することが挙げられます。
介護を始めた最初のころは、おそらく簡単な介助(食事がとれているか確認する、生活の様子を見に行くなど)で、自分の時間を削ってということは少ないでしょう。

ですが、介護の場合、やはり年齢が高くなると状態も悪くなります。
認知症などが発症すると、介護の負担は増大して、「こんなはずじゃなかった」と思う人も少なくありません。
介護施設で働いているスタッフでさえも、認知症の高齢者への対応は複雑で難しいものです。
ですから、身内で認知症の介護をするのは、本当に大変です。
もちろん、寝たきりの介護も同様ですが、介護の負担が重くなると、心身ともにつらくなって、介護放棄に至るケースはとても多いのです。

さらに、家族の介護を、一人で抱え込んでいる場合にも、介護放棄は起こりやすくなります。
「自分の家族だから、自分がしっかりと介護をしなければならない」という強い責任感を持っていると、大変な状況を周りに知られないように頑張ってしまいます。

「介護サービスなどを活用すればいいのに」と思う人もいるかもしれませんが、一人で抱え込んでいると「誰かに頼るということはいけないことだ」と思い込んでしまうのです。
介護は毎日続きますし、終わりが見えません。
先のことを考えると、自分がどうなってしまうのかという大きな不安も出てきます。
心身ともに疲れ切ってしまい、最悪介護放棄ということになるのです。

そして、介護というのはかなりお金がかかります。
介護度によってかかる費用は変わりますが、決して安いものではありません。
そういった費用がかかることで、精神的な不安が大きく、介護放棄に至るケースもあれば、介護のために仕事を辞めざるを得ない状況に陥り、介護の費用を払えずに介護放棄ということも多いです。
自分の家族を養わなければならないのに、親の介護までとなると、精神的にどんどん追い込まれてしまうのかもしれません。

 

介護放棄で罪に問われる可能性は?

介護放棄は、罪に問われる可能性が高いです。
先ほどもお話ししましたが、「保護をしなければならない責任」がある人が、それを行わないのは、民法に違反するためです。「保護責任者遺棄致死罪」とか、「保護責任者遺棄致傷罪」という言葉を聞いたことはありませんか?
介護放棄はこういったことに当てはまってしまうのです。

子供の保護には親が責任ある立場となりますが、親の介護については、同居している配偶者や子供が、それにあたることが多いですね。
兄弟がいても、別居している場合には「保護責任」がないということになっています。
同居をするということは、親の面倒を見るということが、必然的についてくるのです。

 

介護放棄の手続き方法

「介護放棄の手続き」というものはありません。
ですが、「自分だけでは介護が無理!」と思ったら、迷わずに役所の福祉課に行きましょう。
または、地域には「地域包括支援センター」というところがあります。
介護についての相談に乗ってくれるところです。
そこに行けば、おそらくいろいろな方法を教えてもらえます。
介護サービスを受ける手続きも教えてもらえますし、中には自分が介護をしなくてもいい方法もあります。
介護にかかる費用についても、相談できるので安心です。

「自分の親が病気になった、なんとなく介護が必要かも?」と思ったら、すぐに行動に移すのが、介護放棄をしなくて済む最善の方法とも言えますよね。
その行動こそ「介護放棄の手続き」の一歩と言えるでしょう。

 

「もう介護を放棄したい」と思ったらどうすべき?

介護をしたくないという気持ちを持つことが悪いとは思いません。
これまでの家族関係もあるでしょうし、人それぞれに思うところがあるでしょう。

もう介護を放棄したいと思ったら、自分での介護はやめよう!と思えばいいのです。
介護施設を使うのも一つの方法です。

「親を施設に入れることが、介護放棄」という人がいます。
でもそれは介護放棄ではなく、親も自分も、安心して生活できる場を提供しているのですから、決して放棄ではありません。

自宅で親の面倒を見ることだけが介護ではないのです。
施設入所を含め、介護サービスを十分に活用するのが、れっきとした介護ですから、すべてを自分がやらなければと思うことが、介護放棄につながりやすいと思ってくださいね。

 

まとめ

どこにも誰にも相談できず、介護を辞めてしまう、逃げてしまうというのが介護放棄。
介護放棄をして、介護が必要な人が怪我をする・命に係わる状態に陥るのではまずいですが、
周りの力を借りて、親も自分も安定した生活を送ることができれば、介護放棄とは言いません。

まだまだ親が元気でも、いつどうなるかは誰にもわかりません。
介護は育児よりも先が見えない大変なことです。
一人で抱え込んで介護放棄とならないよう、頼れる存在がどこにいるか把握しておきましょう。

関連記事

  • ユニバーサルデザインとは?七つの原則やバリアフリーとの違いを解説ユニバーサルデザインとは?七つの原則やバリアフリーとの違いを解説 近年、「ユニバーサルデザイン」という言葉をよく耳にするようになりました。 言葉は知っているけれど、具体的にどのようなことを指すのか分からないという方も多いのではないでしょうか。   今回は、ユニバーサルデザインとは何か、どういう背景で生まれたのか、またバリアフリ […]
  • 老人ホームの種類はどれくらい?準備する書類はある?老人ホームの種類はどれくらい?準備する書類はある? 老人ホームと聞くと、高齢者が入所するところ、というイメージがありますよね。確かに高齢者の入所施設なのですが、実はいろいろな種類に分けられているのです。自分の身内で、老人ホームに入所を考えている人がいた場合、その種類や役割などをあらかじめ知っておくと、いざというときに慌てることが […]
  • 高齢者の肺炎は命取り⁉死亡率や症状は?高齢者の肺炎は命取り⁉死亡率や症状は? 高齢者が亡くなる原因として、最近急増しているのが「肺炎」です。 もともと肺炎で亡くなる高齢者は多かったのですが、ここ数年その人数がとても多くなりました。老人施設でも、利用者が軽い風邪を引いた後に肺炎を起こし、命にかかわるケースも少なくありません。 今回はこの高齢者と肺炎につ […]
  • 車椅子の種類と選び方はここを押さえればOK!選ぶ基準を教えます車椅子の種類と選び方はここを押さえればOK!選ぶ基準を教えます 「車椅子を使うことになったけれど、いろいろな種類がありすぎて、どう選んだらいいかわからない」と困っていませんか。 車椅子の種類は多いですし、機能も豊富です。 ですが、多機能の車椅子を使えば、すべてがうまくいくとは限りません。   自分でその車椅子を使うのか、そ […]
  • ノーマライゼーションとは?課題やバリアフリーとの違いを解説ノーマライゼーションとは?課題やバリアフリーとの違いを解説 「ノーマライゼーション」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。主に福祉用語として使われていて、「障がいのある人が障がいのない人と同じように生活し、いきいきと活動できる社会を目指す」という意味があります。そして同じような言葉に「バリアフリー」もありますよね。この2つの言葉、同 […]
  • 老人性難聴とは?治療法や改善法を紹介老人性難聴とは?治療法や改善法を紹介 「年齢を重ねると耳が遠くなる」というのは、仕方がないことだと思われがちです。 でも実は、老人性難聴という病気が原因で、耳が聞こえにくくなるケースもあるのです。 その場合は、治療をすることで聞こえがよくなることもありますし、進行を遅らせることができる可能性も。 今回は、老人 […]
このページのトップに戻る