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バリアフリー新法で何が変わる?自宅にもバリアフリーを取り入れよう!

高齢化の波により、高齢者が住みやすい街づくりや社会づくりの整備が進んでいますが、その一つとなるのがバリアフリー新法です。
バリアフリーという言葉は耳にしたことがあると思いますが、法律で定められていることは知らない方もいるでしょう。

当記事では、バリアフリー新法がどのように住宅や生活に関わってくるのか、新法の規定などとあわせてご紹介します。

バリアフリー新法とは

バリアフリー新法とは、2006年12月に施行された「高齢者・障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」で、「交通バリアフリー法」と「ハートビル法」を統合した法律です。基準の構成は「建築物移動等円滑化基準/建築物移動等円滑化誘導基準」「公共交通移動等円滑化基準」「道路移動等円滑化基準」の3つが主軸となっています。

 

これらの基準の中で、住居に関わるのは「建築物移動等円滑化基準」ですが、まずはバリアフリー新法の規定についてご説明します。

 

バリアフリー新法の規定について

バリアフリー新法には、従来の規定に加え「ユニバーサルデザイン」を踏まえた規定が盛り込まれました。
ユニバーサルデザインは、年齢や性別に関係なく、大人から子どもまでいろいろな人が利用しやすい生活環境をデザインする考え方で、主に住宅や生活用品などに取り入れられています。
この考え方に「バリアフリー」を加えたものがバリアフリー新法の規定となっています。

 

バリアフリー新法の規定
  1. 様々な段階での住民・当事者参加
    基本構想の作成プロセスや国による継続的な制度の改善(スパイラルアップ)の際
    の住民・当事者参加

  2. スパイラルアップ(継続的・段階的な改善)
    国による継続的・段階的な制度等の改善、協議会制度を活用した基本構想の実施
    段階における連絡調整

  3. 心のバリアフリーの促進
    国、地方公共団体、国民の責務の規定

これらの規定を遵守して施行されるバリアフリー新法の発足により、高齢の方や身体に障害を持った方が、公共性の高い建築物や公共交通機関を円滑に利用しやすくなることが期待できます。

 

そもそもバリアフリーとは?

バリアフリーというのは、バリア(障壁)をフリー(取り除く)という言葉から作られた造語です。
簡単に言うと、生活するうえで障害となるものや邪魔なものを取り除くという意味になります。
住宅内で言えば「部屋と部屋の段差をなくして安全に移動できるようにする」公共建造物であれば「階段横にスロープをつける」などがバリアフリーです。

 

バリアフリーは環境整備のために法律でも定められていて、「高齢者、身体障害者等の公共交通機関を利用した移動の円滑化の促進に関する法律」の通称である交通バリアフリー法、「高齢者、身体障害者等が円滑に利用できる特定建築物の建築の促進に関する法律」の通称であるハートビル法などが挙げられます。

 

バリアフリー新法の目的

バリアフリー新法は、高齢者や妊婦、障害を持つすべての方、怪我人などの移動や施設を利用する際の利便性、安全性を向上させることを目的に作られた法律です。
しかし、バリアフリーによる利便性や安全性は、健康な人にも関わっています。

 

たとえば、夜中に災害が起こった場合、停電のせいで真っ暗になってしまうことがあります。
健康な人でも、真っ暗闇の中で安全な避難行動を取るのは難しいですし、段差でつまずいたりケガをしたりする可能性もあります。
バリアフリーを取り入れていれば、非常時であってもある程度までは安全を確保できますし、高齢の方や障害者を避難させることも可能です。

 

つまり、これからの建物造りでは、高齢の方はもちろん、一緒に住む人のことも考えて、目的を問わずバリアフリーを取り入れていくことが望ましいと言えるのです。

 

バリアフリー新法を住宅に取り入れるメリット

バリアフリー新法を住宅に取り入れるメリットは、年代を問わず、家族全員が快適に過ごせる家づくりができることです。
お風呂場と脱衣所・トイレ・玄関などの段差をなくせば、赤ちゃんでも高齢者の方でも安心して移動ができます。
若い人でもケガをすることがありますから、そういった時にもバリアフリーであれば安心です。

 

快適な家にするには、インテリアや間取り・設備も大事ですが、「安全に住める」ということも重要なポイントです。
バリアフリーを取り入れれば、家の中で思わぬケガをするリスクを減らせるというメリットが得られます。

 

バリアフリー新法を取り入れてもっと住まいを快適に!

バリアフリー新法は、基本的に一般住宅には関係のない法律です。
しかし、規定となっているユニバーサルデザインを取り入れることで、若い方から高齢の方まで住みやすい環境を作ることができます。

 

たとえば階段の上り下りをサポートしてくれる階段昇降機を取り入れれば、安全かつ快適な住環境を整えられます。
階段昇降機は大規模な工事も不要ですし、住宅リフォームをするより、費用もリーズナブルです。

階段上り下りが負担になっているご家族がいる場合は、階段昇降機の導入を検討されてはいかがでしょうか。

 

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