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車椅子は段差を乗り越えるのが大変?持ち上げ方のコツをチェック!

車椅子は足が不自由な人にとって、大切な移動手段です。
自分で車椅子を上手に操作できる人も多いですが、反対に介助が必要な人も多くいますよね。

直進するだけの介助であれば、あまり難しさはないかもしれませんが、段差を乗り越えるのはちょっとコツが必要です。
上手くできないと、車椅子に乗っている人を危険な目に合わせてしまうこともあるので、正しい段差の乗り越え方法を覚えておきたいですね。
今回は、車椅子で段差を乗り越える方法について解説します。

車椅子は段差を乗り越えるのが大変?持ち上げ方のコツをチェック!

車椅子についての簡単な知識

車椅子は、歩行ができない人の移動手段として活用されていますよね。
車椅子には大きく分けて、自走用と介助用の2つがあります。
自走用は文字通り、自分で操作して動かすタイプで自操用とも呼ばれます。

介助用は、乗っている人本人ではない人が動かすタイプで、4つの車輪がついています。
前面には小さなキャスター、後ろには大きなタイヤ(駆動輪)があります。
シートに座った状態で、介助者は後ろのレバー(介助ハンドル)を握り、動かすのです。

車椅子に乗っている人は、介助を受ける際に、フットサポートを下ろして足を乗せます。
動かす時は急に行わずゆっくりスタート、スピードもややゆっくりだなと介助者が感じる程度がおすすめです。

車椅子に段差はなぜ危険なの?

段差と聞くと、大きな差をイメージする人も多いですが、車椅子に乗っている人からすると、たった1㎝でも段差は段差です。
また、ちょっとした穴でも、そこにキャスターが入った時には強い衝撃が加わりますから、段差に関して介助者はかなり神経質にならなければなりません。

段差がなぜそこまで危険なのかというと、車椅子が動いた状態で段差に当たると、乗っている人は前方に押し出されるような衝撃を受けるためです。
歩行が難しいことで車椅子を使っているのですから、受けた衝撃に対して足に力が入りません。
そのため、体が落ちてしまう可能性が高いのです。
その時に顔から落ちてしまうと、大きなケガをしてしまうでしょうし、何とか手で防御しようとしても、落ちてしまっては無傷ではすみません。

怖いのは目立つ段差でなくてもそういった事故が起こることです。
介助者が段差に気付かずにぶっかってしまうと、介助者が助けようとする準備もできていないため、乗っている人はケガをする可能性があります。
そうならないためにも、段差への注意と乗り越え方をマスターしておく必要があるのです。

車椅子で段差を乗り越える方法は?限界はある?

では、車椅子で段差をどう乗り越えるのでしょうか。
車椅子には、介助者の足元側に「ティッピングレバー」がついています。
ステッピングバーと呼ばれていることもありますが、どちらも同じ部分を指しています。
それを足で踏むと、車椅子の前輪(キャスター)が上がります。
車椅子に乗っている人の体重が後ろにかかるようになるので、寄りかかった状態になるわけです。

持ち上がった前輪で段差を乗り越え、そのあとゆっくり下ろします。
前輪が段差を乗り越えた場所に下りれば、後輪は必然的に持ち上がるので、それを維持した状態で乗り越えます。

この時の注意点としては、無理に車椅子を持ち上げない、自力だけに頼らないことです。
車椅子は人が乗っていない状態であればかなり軽いのですが、人が乗ったとたん重くなります。
それを持ち上げるとなると、大きな力が必要ですし、持ち上げてしまうと、乗っている人が前に落ちやすくなります。

また、体格の良い人が車椅子に乗っている場合には限界もあります。
女性が車椅子操作をしていると、体格の良い人を乗せたままの段差乗り越えには力が足りず不可能なこともあります。
急な段差や車椅子が重すぎる状態では、一人で介助する限界があるので、二人で行うなどの対応が必要となることもあるでしょう。

自分しかいないという時には、周りの人に声をかけて手伝ってもらうと、安全に乗り越えられるでしょう。
家の中でも車椅子を使っている場合には、階段はできるだけ段数を少なくする・階段昇降機を使うなどの工夫をすることで、移動が比較的簡単になります。

段差は乗り越えるだけではない

段差を乗り越えることもあれば、反対に段差を降りるということもあります。
その場合には、車椅子を降りる段差に対して、後ろ向きにして傾けます。
つまり、乗り越える時と同じ体制になるわけです。

ただし、後ろ向きでの介助は、乗っている人が怖がることもあるので、介助される方とよく相談をすることもポイントの一つです。
さらに、外出をする時には段差の少ないところを選ぶなど、下見をしておくことで危険の回避が可能になります。

まとめ

車椅子は歩行困難な人には欠かせないアイテムです。
その分、介助する人の知識や技術も必要になるので、機会があれば車椅子に触れる機会を設けておくと、いざという時に役に立つはずです。

家の中での移動は、階段が狭いこともありますし、人力ではやはり限界があるので、階段昇降機の活用を検討しましょう。
階段昇降機を利用すると安全性が高くなりますし、利便性も上がるでしょう。

当社でも車椅子用の階段昇降機を取り扱っておりますので、階段昇降機に興味のある方・検討中の方はぜひご相談ください。

 

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