高齢者のレクリエーションの目的は?運動で健康をキープ
年齢を重ねると身体機能が低下していき、身体を動かすのもおっくうになるものです。 高齢であることや、持病があることを理由に自宅にこもりがちになってしまう人も少ないないと思います。 しかし、それではどんどん身体の機能が低下してしまいます。 そこで、多くの高齢者施設では身体の機能低下を予防するためにレクリエーションが取り入れられているのです。
目次
高齢者施設のレクリエーションとは
デイサービスをはじめとする高齢者施設では、さまざまなレクリエーションが行われています。 折り紙や塗り絵、言葉遊び、しりとり、トランプ、風船を使ったゲームやラジオ体操、カラオケなど内容は多彩です。 子供の遊びのような内容と感じるかもしれませんが、身体機能の改善、低下予防として取り入れられています。 身体が衰えてきたり、持病があったりすれば、自宅にこもって1日中テレビなどを見て過ごしがちです。 しかし、そうなると骨や筋肉、関節などの機能は低下していくばかり。 そして身体を動かすのが辛くなるという悪循環になります。 高齢者施設で行われているレクリエーションは、何となく楽しそうだから行われているわけではありません。 それぞれ指先を使うものや頭を使うもの、身体を動かすものなど目的があります。 このようなレクリエーションを通じて、楽しみながら認知症を予防したり、身体の機能が衰えるのを予防しているのです。
高齢者施設のレクリエーションの目的について
多くの高齢者施設で行われているレクリエーションには具体的にどのような目的があるのかご紹介しましょう。 折り紙や塗り絵、手芸などの物づくりのレクリエーションは、細かい作業なので頭で考えながら手先を使います。 言葉遊びやしりとり、トランプなどのゲームを楽しむレクリエーションも頭で考えながら言葉を使います。 これらの手先や言葉、身体を使うレクリエーションには日常生活では使わない脳の部位を刺激する効果があり、脳を活性化するのに大いに役立ってくれます。 認知症の予防や症状の進行を遅らせる目的があるレクリエーションです。 風船遊びやラジオ体操、カラオケなどのレクリエーションには、楽しみながら身体機能を向上させる目的があります。 加齢により筋力や骨などが衰え体力も低下していくのは仕方のないことです。 高齢になると運動量が減ってしまいますが、身体が衰えるままに身体を動かさないでいると筋力や体力の低下はますます進行してしまいます。 筋力や体力が落ちると、要介護状態になる可能性も高くなるでしょう。 レクリエーションでは、楽しみながら身体に負担のかからない程度に身体を動かすことができる内容が盛り込まれています。 身体機能を向上し、健康な身体を保つ目的があるんですね。 高齢者施設でのレクリエーションは、他者とのコミュニケーションを促進したり生活の質を高める目的もあります。 外出する機会が減ると、他人と触れ合う機会も少なくなります。 特に一人暮らしの高齢者は引きこもりになりがちで、老人性うつになるケースも。 孤独な高齢者については、レクリエーションを通じて仲間ができることで、引きこもりやうつ状態になるのを防ぐことができます。 レクリエーションは脳の活性化・身体機能の改善だけでなく、仲間ができることで生活の質を高めることもできます。 他人と話しをするだけでもストレス解消になり、仲間と過ごす時間があることで生活にも張りがでてくるでしょう。
高齢者施設のレクリエーションで運動するメリット
高齢になると日常生活で身体を動かす機会も少なくなるものです。 意識して身体を動かすことが大切だと分かっていても、ついつい自宅に引きこもってしまうという人も多いかと思います。 運動を行うレクリエーションは、身体機能を高めると同時にストレス解消やリハビリにも効果的です。 要介護者の方でも楽しみながら身体を積極的に動かしていくことで、機能回復の効果も期待されます。 身体を動かすレクリエーションには、風船を使ったテニスやバスケット、ラジオ体操やカラオケ、じゃんけんなどもあります。 ゆっくりふわふわと軽い風船はケガの心配もなく、ボール代わりにしていろいろなゲームに利用できます。 ラジオ体操は身体のさまざまな部位を効果的に動かせるように考えられた運動で、座ったままでもできます。 カラオケにはストレス解消や心肺機能を高める効果があり、じゃんけんは指の運動と、楽しみながら運動できるレクリエーションがいろいろと用意されています。 日中に適度な運動を行うことで、夜しっかり眠れるようになったり食欲がでたりとさまざまな効果が期待できるでしょう。 身体を動かすレクリエーションは特に高齢者にとって大切です。 デイサービスや高齢者施設では、楽しみながら脳と身体が活性化するレクリエーションがたくさん用意されています。 楽しみながら無理のない範囲で運動できるプログラムが考えられているので、積極的に参加してみましょう。 身体機能の衰えは避けることができませんが、レクリエーションを通じた適度な運動で楽しみながら健康な身体をキープしましょう。