いす式階段昇降機の種類
「階段昇降機」には種類がありますが、その1つ「いす式階段昇降機」も種類があります。
ここではいす式階段昇降機がどんな種類あるのか紹介します。
目次
いす式階段昇降機の種類
いす式階段昇降機には、「直線タイプ」と「曲線タイプ」の2種類があります。
直線タイプのいす式階段昇降機機
直線タイプのいす式階段昇降機いす式階段昇降機の「直線タイプ」は、まっすぐな階段などに取り付ける物で、まっすぐなレールを1本または2本階段に設置します。
まっすぐなので、基本的には、簡単な下見(現場調査)だけで導入する事ができます。現場調査は、設置する距離、階段の幅や高さを調べるだけです。
設置工事も、現場に合わせた長さのまっすぐなレールを設置するくらいなので、大きな工事にはならず、たいていは半日で工事は終了します。
レールは長さを合わせるだけなので特注ではない為、金額も安く導入する事ができます。販売側も、在庫を持てるため、早い会社であれば、注文から数日で導入する事も可能な場合があります。
曲線タイプのいす式階段昇降機
曲線タイプのいす式階段昇降機いす式階段昇降機の「曲線タイプ」は、曲がっている階段などに取り付ける物です。レールは2本の物が多いですが、最近では1本の物もあり、邪魔になりにくい物もあるので、利用しない方が階段を利用する場合にも影響は出にくくなっています。
曲がった階段は、1軒1軒形状が違う為、レールは特注品となります。
現場調査時には1段ずつの幅・高さなどを調べる必要があります。1段1段計測する会社もあれば、最新技術を使い、写真から立体図を作成する会社もあります。1段1段手で測る場合は、人の手で測る事が多いため間違えが発生する場合がありますが、写真を使う場合は、より正確な計測ができるようになっています。
その計測結果から、階段にピッタリ合ったレールを特注しますので、導入には数週間かかる事がほとんどとなります。
設置工事は、階段に合ったレールを設置する事となります。直線タイプよりは長くなりますが、たいていは1日で終了します。
レール2本の場合は、上下のレールの距離が一定となっているため、パッと見た感じでは、急な所では上下の距離が短く、角度が緩いところは上下が離れているように見えます。
1本レールの場合は、精密なセンサーで垂直を保つようになっています。しかも、階段すれすれに設置されるので、普通に階段を上り下りする人の邪魔になりにくくなっています。