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ノーマライゼーションとは?課題やバリアフリーとの違いを解説

「ノーマライゼーション」という言葉を耳にしたことがあるでしょうか。主に福祉用語として使われていて、「障がいのある人が障がいのない人と同じように生活し、いきいきと活動できる社会を目指す」という意味があります。そして同じような言葉に「バリアフリー」もありますよね。この2つの言葉、同じような意味ではありますが、どういった点が違うのでしょうか。
ここではこのノーマライゼーションとバリアフリー、それぞれの言葉の意味や違いを解説します。

ノーマライゼーションとは?課題やバリアフリーとの違いを解説

ノーマライゼーションとは

ノーマライゼーションとは、デンマークで生まれた考え方です。1950年代に、デンマークの知的障碍者施設で非人間的な扱いを受けていたことを知ったその親たちが、これを改善しようとした運動が始まりです。その後、「どのような障がいがあっても、一般市民と同等の生活および権利が保障されなければならない」という考えが高まり、法律として成立したのです。ノーマライゼーションの意味は「標準化・正常化」で、以前は特異と思われていたことが当たり前になっていること、つまり障がいがあってもその人らしく生活できる社会を目指しているのです。

 

以前は障がいがある人の生活を、できるだけ健常者の生活に近づけるといった考え方がありましたが、ノーマライゼーションは、障がいがある人を変えるのではなく、障がいがある人がありのままで生活することを周りが受け入れるという意味も含んでいます。日本でのノーマライゼーションに対する取り組みとしては、平成8年から14年までの間に、「ノーマライゼーション7か年戦略」として、障碍者の社会的自立やバリアフリー化の促進を行いました。このように、福祉現場だけでなく、医療や教育現場でも考え方が浸透してきています。

バリアフリーとは

ノーマライゼーションとともに進められてきた「バリアフリー」。バリアフリーと聞くと、多くの人は建物に関連した言葉だと思われるかもしれません。確かに元々バリアフリーとは、建築用語として使われ、建物の中の段差などをなくすなど、障がいのある人が生活しやすいように設計するためのものでした。その後、障がいがある人が当たり前の生活を送るためには、ハード面だけでなく社会的な障壁(バリア)を取り除くことも重要とされ、「バリアフリーデザイン」という報告書が、1974年の国際障がい者生活環境専門家会議で提出されたのです。

 

このことでバリアフリーという言葉が世界的に広まり、人々の心の中にある障壁を取り除く意味としても使われるようになったのです。内閣府が発表した障がい者白書では、バリアフリーは障がいがある人だけでなく、すべての人の社会参加を困難にしている障壁の除去を意味しているとされています。この障壁は、物理的・社会的・制度的・心理的の4つに存在するとされ、街の整備だけでなく心の整備ができれば、自然とノーマライゼーションに沿った社会ができるのではないでしょうか。

ノーマライゼーションとバリアフリーの違い

では、ノーマライゼーションとバリアフリー、意味は同じようですがどう違うのでしょうか。ノーマライゼーションは、障がいがある人でも、それがない人と同じように生活できる社会を作るという考え方です。バリアフリーは、建物だけでなく社会全体の中の障がい者への壁を取り除くという考えのもとに、さまざまな工夫を行うというものです。この2つの言葉を比較すると、ノーマライゼーションは障がいがある人が当たり前の生活を手に入れるための考え方で、バリアフリーはそのための手段といえるでしょう。ノーマライゼーションの理念を最大限に引き出すために、バリアフリーは欠かせない手法でもあり、考え方でもあるのです。

ノーマライゼーションの課題と問題点

ノーマライゼーションという言葉とともに、その考え方が私たちの生活に浸透しつつあります。日本でも各地で障がいがある人の生活を、そうでない人と同じようにするための活動が行われていますが、まだまだ改善しなければならないことも多いです。例えば、障がいを持っている人に対して「障がいがあるから助けが必要だ」「障がいがあって気の毒だ」といった視線があることも事実です。

 

車いすに乗った人を見て「車いすに乗っている」と特別な目で見てしまう、見られているといった心理的なバリアをお互いが取り除くことが、ノーマライゼーションでありバリアフリーといえるのではないでしょうか。ノーマライゼーションやバリアフリーといった言葉が浸透しても、心のどこかで特別扱いをしてしまう社会であることも否定できません。どうしたらノーマライゼーションの理念とその行動が人々の心の中に浸透し、自然と考えられる社会を作っていけるのかが、今後の大きな課題といえるでしょう。

まとめ

ノーマライゼーションの「当たり前の生活」を送るためには、心理的なバリアフリーがとても重要ですが、生活を円滑にするためのハード面でのバリアフリーも大切です。当社では階段昇降機を取り扱っており、階段の上り下りや家の中の移動といった面で、生活しやすさというサービスを提供しています。ハード面でのバリアフリーは、安全な生活を送るうえでも大切ですので、興味がある方はぜひお気軽にご相談ください。

 

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