ノーマライゼーションは何を意味する?バリアフリーやユニバーサルデザインとの違いを簡単に解説!|階段昇降機(車椅子用・いす式)の設置販売なら神奈川のシティーリフトかわさき

受付時間 9:00~17:00044-750-0716

お役立ちブログBLOG

お役立ちブログ

ノーマライゼーションは何を意味する?バリアフリーやユニバーサルデザインとの違いを簡単に解説!

ノーマライゼーションの日本語訳は「標準化」や「正常化」、「常態化」です。
普通と同じに扱うという意味が伝わってくる日本語訳です。

この言葉が生まれたということは、以前は普通ではない扱いがされていたということになります。

 

その対象は高齢者や障がい者でした。
彼らにも普通の人と同じように暮らす権利があるはずだという考えが根底にあります。

 

本記事では考え方や8つの原理、誕生の歴史的経緯、バリアフリーやユニバーサルデザインといった似た意味の言葉との違いなどについてわかりやすく解説します。

ノーマライゼーションは何を意味する?バリアフリーやユニバーサルデザインとの違いを簡単に解説!

ノーマライゼーションとは?

デジタル大辞泉によれば、「高齢者や障がい者などを施設に隔離せず、健常者と一緒に助け合いながら暮らしていくのが正常な社会のありかただとする考え」のことです。

日本では厚生労働省が障がい者の自立や社会参加の支援策を実施する際の基礎理念となっています。

 

社会的弱者とされる人々も健常者と同等の存在ととらえ、彼らの生活や権利を保障するべきだとする考え方につながっています。

8つの原理

概念を形にしたスウェーデンのベンクト=ニィリエは8つの原理を提示しています。

 

① 1 日のノーマルなリズム
② 1 週間のノーマルなリズム
③ 1 年のノーマルなリズム
④ライフサイクルにおけるノーマルな発達的経験
⑤ノーマルな個人の尊厳と自己決定権
⑥その文化におけるノーマルな両性の形態すなわちセクシャリティと結婚の保障
⑦その社会におけるノーマルな経済的水準とそれを得る権利
⑧その地城におけるノーマルな環境水準のことを指す

 

出典:厚生労働省

 

この8つの原理を満たすことが、障がい者が一般市民と同じ生活を送れているかを判断する指標となります。

ノーマライゼーションの誕生

この考え方は20世紀半ばに北欧で生まれたものです。
それから半世紀近くの歳月を経て、考え方が徐々に深められていきました。

考え方が誕生したのは北欧のデンマークです。
誕生に深くかかわった人物はニルス・エリク・バンク=ミケルセンです。

 

彼はデンマーク社会省で知的障がい者施設の担当をしていましたが、施設環境が劣悪であることを問題だと考えます。

施設にいる障がい者たちは自由に外に出られず、生活のほとんどを集団単位で管理されていたからです。

彼は障がい者たちの親とともに生活環境改善に取り組みました。
そして制定されたのが「1959年法」です。

 

この法律に、ノーマライゼーションという言葉が盛り込まれました。

この言葉には、障がい者であっても一人の市民として生活や権利が保障されている社会になってほしいという知的障がい者の親たちの切実な願いが込められていました。

デンマークで起きた動きは1960年代に北欧全体に広まり発展します。

 

そして、先ほど紹介した8つの原理をまとめたベンクト=ニィリエが考え方を体系化します。

2006年、国連で「障害者権利条約」が採択されました。
条約の内容は障がい者の人権及び基本的自由の享有を確認し、無差別、政治的権利や教育・健康・労働・雇用の権利、社会的な権利、文化的な生活、スポーツへの参加など幅広いものとなっています。

似た言葉との違い

似た言葉にバリアフリーやユニバーサルデザインがあります。
それぞれとの違いを明らかにしてみましょう。

バリアーフリーとの違い

バリアフリーは、もともと建築の世界で用いられていた用語です。
文字通りバリア(障壁)を取り除くことを意味しますが、現在は制度や文化、情報面でも用いられるようになりました。

物理的に障壁を取り除くバリアフリーを行えば、健常者と障がい者との格差をなくすことにつながるため、「普通に過ごす」ことが実現しやすくなるでしょう。

ユニバーサルデザインとの違い

ユニバーサルデザインは、もともと誰でも使いやすいように製品や建築物をデザインするという考え方です。

障がい者との格差をなくすという発想ではなく、最初から誰でも使えるようにするという考え方です。

まとめ

今回は言葉の意味や8つの原理、誕生の歴史や似た言葉との違いについて解説しました。

この考え方は日本でも取り組みが進んでいます。
障碍者雇用促進法や高齢者の雇用促進、バリアフリーの導入など障がい者が健常者と同じように生活できるよう、基盤が整備されつつあるのです。

 

とはいっても、まだまだ募集・雇用の面での差別や不当な賃金の提示、障がい者であることを理由とした差別が発生してる現状は否めません。

高齢者や障がい者に直接かかわる人はもちろんのこと、社会全体でそうした人たちへの理解を深め、「普通の人と同じ生活」が営めるよう仕組みを整える必要があるのではないでしょうか。

 

シティリフトかわさきの階段昇降機についてはこちら
シティリフトかわさきの車椅子用の階段昇降機についてはこちら

関連記事

  • いす式階段昇降機は便利?そのメリットとデメリットを解説いす式階段昇降機は便利?そのメリットとデメリットを解説 高齢になると、階段の上り下りが難しくなる傾向があります。 生活の場を1階に移すのが無難ではありますが、そう簡単にいかないこともありますよね。 そんな時に活用したいのが、いす式階段昇降機。 昇降機と聞くと、大掛かりな設備と思われがちですが、実はこの階段昇降機には「いす式」と […]
  • 車椅子介助の正しいやり方とは?場面ごとの方法と注意点を詳しく解説車椅子介助の正しいやり方とは?場面ごとの方法と注意点を詳しく解説 家族が車椅子利用者になった際、どのように車椅子介助を行えばいいのか、どんな注意点があるのか知っておきましょう。 車椅子は要介護者が移動する際に役に立ちますが、少し使い方を間違えると思わぬ事故や怪我につながる可能性があります。   要介護者も介助者も安全に車椅子を […]
  • 中高年以降の腰痛の原因とは?中高年以降の腰痛の原因とは? 中高年以降の腰痛の原因とは? 中高年になると膝や関節の痛みとともに腰痛に悩まされる人が多くなります。国内では約1,300万人の腰痛の症状をもつ人がいるといわれており、最近ではランドセルが重くなったことによって小学生でも腰痛を訴えることがあるといいます。一口に腰痛といっても […]
  • 昇降機曲線型 | 選び方ガイド昇降機曲線型 | 選び方ガイド 手軽な移動を可能にする昇降機曲線型、その使い勝手と選び方について詳しく解説します。   昇降機曲線型の基本的な知識から、自宅や施設に最適な製品を選ぶためのポイントや、購入前に行うべき寸法の測り方、空間計画、構造上の制約といった重要なチェックポイントについても詳しく […]
  • 車椅子の人のために学校が施す工夫 バリアフリーへの対策方法を解説車椅子の人のために学校が施す工夫 バリアフリーへの対策方法を解説 文部科学省は2025年までに、バリアフリートイレ・エレベーター・スロープなどの設備を、避難所に指定されている公立の学校に設置する目標を掲げました。   その影響もあり、特別支援学校以外校でも車椅子の生徒が過ごしやすいためのバリアフリー化が進んでいます。 今回は、 […]
  • 介護施設の種類!特徴や利用方法についてまとめました介護施設の種類!特徴や利用方法についてまとめました 自宅で家族の介護をするのは当たり前、そう考えている人は多いことでしょう。 ですが、介護というものは、想像以上に大変なことです。 そして状況によっては、自宅での介護が難しくなる可能性も出てきます。 そんな時に活用できるのが介護施設です。 ただ介護施設と言っても、その種類は […]
このページのトップに戻る